良い歩き方を教えてください、というご質問をよくいただきます。
その際に皆さん普段から「カカトから着くように意識しています」とおっしゃいます。
しかし実はこれ 不正解🙅♂️
正しくは、カカトから着くと良い歩きになるのではなく、「良い歩き方をするとカカトから着くようになる」のです。
なぜ「カカトから着く」が不正解なのか?
- 意識してカカトを着くことによって本来のカカトからつま先にかけての足の転がりが阻害されます。
- カカトを地面に向けて伸ばす動作によって膝や股関節の柔軟性がなくなり地面からの衝撃が吸収できなくなります。
- 地面からの衝撃は膝や腰に蓄積され、結果として負担の大きい歩き方になってしまします。

カカトから着くことで起こる「ロッカーファンクション」
では、良いカカトの着き方とは何でしょうか?



人の足は、カカト→足首→つま先 とバトンタッチするように連動して転がることで、平らな足をあたかもタイヤのように転がすことができる機能が備わっています。この一連のメカニズムを「ロッカーファンクション」と言います。
そして、ロッカーファンクションが機能している状況では、地面からの衝撃を吸収するだけでなく、この衝撃を前方への推進力に変換してくれます。
つまり、良いカカトの着き方とはロッカーファンクションが起こるようにカカトを着くと言うことです👍
続く…